染萬加美町本店

染萬の歴史（SINCE1722）

羽後街道と羽前街道の交差する交通の要衝にあった旧中新田の商いの歴史は室町時代にさかのぼります。

米の回漕とともに古着や陶磁器などの様々な荷が大阪や京都から運ばれ、酒田港を経由して銀山峠を通って中新田に届いたといわれ、仙台城下よりも流通が早いため、当時の中新田商店街は活気づいていました。

当時はどの家でも蚕を飼っていたので、その生糸を預かり、藍染を引き受けていたのが商売の始まりです。

1722年（享保7年）江戸は8代将軍徳川吉宗の時代であります。
その後、京友禅が伝わり、京都からの職人を住み込みで雇い入れて仕事をしてもらっていました。

研究熱心な10代目高橋萬之助は福島の工業高校で自ら染色を学んだ後、京都と仙台の染色工場で厳しい修行を積み、手書き友禅を本格的に手がけるようになりました。

その後、ライフスタイルの変化や設備環境の面から現在の場所での染色が難しくなったことから
呉服販売、貸衣装レンタル、リサイクル、着付け教室、記念写真など、着物に関するさまざまなサービスへとシフトし現在に至ります。